どこにいても、きっと、その声は聴こえる

好きな音楽、映画、表現者などについて勝手に話してます

私小説的な世界[二歳の好きなとこ]

こんにちは〜

 渋谷すばるさんのソロアルバム

「二歳」が発売されて、もうすぐ1ヶ月。

やっと感想が具体的に言えるくらい

落ち着いてきました🎵って、おせーよ!

 

さて。

このアルバムの特徴のひとつが

詩ですね。歌詞。私小説的で

 ほかの人には描けない世界。

すべてがノンフィクションではない、

とは思うけど、

こんな思いがあったんだ、

話してくれてありがとう💧

と、胸が痛くなるところが多々あります。

 

すばるさんの今の気持ちが

胸の真ん中にグリグリと

ねじ込まれる「ぼくのうた」。

『歌を歌わせて頂けませんか』

 という歌詞は、本当に衝撃でした。

シンプルな言葉による願い。

ほぼ叫びのようで、

祈りに近い想いを感じます。

 

「ライオン」という曲では

歌への『抑えきれない思い』の

ハンパない強さを

改めて思い知らされました。

自分のやりたいことを貫くことは

想像以上に大変なことだったんだろう。

痛みもともなうほど。

その叫びが刺さってきます。

 

『僕は電車』と歌う

「TRAINとRAIN」。

『広く浅い宇宙を

深く深く潜ろうとしてた』

ことで

『はみ出しものと言われ』たりと

苦悩の時期があったとも、受け取れますが、

『でも僕のカラダは鉄づくり

何があったってひしゃげるものか』

という詩が、明るく力強く響いて、

聴いているこちらも、元気になってきます。

そして

『雨の日は僕の中で揺られててよ』

なんて言われてしまうので、いつも

口元が自然にほころんでしまうー

電車の揺れって気持ちよくて、

眠りを誘いますよね〜 そして、

『これからは 

僕自身が敷いたレールを走ろう』

のフレーズに、とても安心します。

すばるさんの歌いたい歌を

歌いたいだけ、歌い続けてほしい!

 

関ジャニ∞時代、すばるさんの作った

「生きろ」という曲にある

『何もなくたっていいから

やりたいことなんて』

『ただひとつだけ あなたを生きて』

という言葉。

ストレートで好きな詩なのですが、

「二歳」に収録されている

「生きる」。

ここでも

『一歩踏み出すなんて

しなくてもいい

いつもつま先だけは あの方向へ』

というところに救われます。

『辛くて 冷たくて

消えたいと思うけど』

て言葉には、こちらも辛くなるけど、

『前だけ 前だけ

それだけを見て生きていけ』

に、それでいいんだな、と

気持ちが前に向いてくる。

 

すばるさんの書く詩の

わかりやすい言葉と

その言葉選びのセンスに、

強くうなづいたり、

改めて何かを発見しています。

 

強く大勢を盛り上げたり、

引っ張ったりするというより、

聴いた人の心の中に

いつのまにか

スッと入ってきてしまう

浸透力を持つ世界観がスゴイ。

 

そして、

その詩がまっすぐこちらに届くのは、

そのメロディーや歌声と絡み合うから、

なのでしょうが、

長くなるので、その話はまた〜

読んでいただき、

ありがとうございました。

 

それにしても…

このアルバムを世に出してくださった

すべての皆さまに、心から感謝します。

 

shibutanisubaru.com