バンドマン 歌ってよ
こんにちは〜
ブログを、書いている途中、何かの拍子にどこかをクリックしたら、
今週のお題「人生変わった瞬間」というお題の紹介が出てきました。或る意味、そういう話になっていく予定で書いてたので、驚き。そのお題で書き進めることにしました。
まずは、この話題。
日本と台湾のユースカルチャーを発信する、YU-EN商店「YANG YANG RECORDSか企画する2022年を振り返ったSpotify音楽プレイリスト『RE*-playlist 2022』に楽曲セレクトですばるさんが参加したそうです!
3曲セレクトしています。
まずは、OasisのChampagne Supernova。
Oasisの独特なメロディラインは、いつ聴いてもなぜか心が落ち着きます。メロディーとリアムの声がとてもマッチしてるというか。昔聴いたからという意味ではなく、いつ聴いても、どことなく懐かしさ、心地良さを感じられますね。
2曲めが、The BeatlesのStrawberry Fields Forever。この曲も、いつ聴いても、優しくピースフルな気持ちになりますね。一緒に口ずさみたくなります。
個人的には、3曲目がとてもうれしい選曲でした!RCサクセションの「ラプソディー」です。
私がこの曲に出会ったのはもう、数十年前。初めて聴いた時、とても衝撃を受けたのを覚えています。実は、それまで抱いていた清志郎さんへのイメージというと、何だか怪しげで怖そうな人だなー、というものでしたが、見事にその印象が覆りました。
この曲は、「RHAPSODY」という同名のアルバムに収録されています。ライブ版で、1曲目の『よオーこそ」は、アップビートで踊るしかないカッコ良すぎるオープニングです。そんなロックナンバーが続いた後に始まる、アルバムタイトルと同名の『ラプソディー』。やさしい歌い出しと、あまりにナイーブな歌詞、そしてサビの切なくちょっと哀しげな♪バンドマン、歌ってよ♪のフレーズ。
この方、これまでは過激なイメージだったけど、なんて優しく、なんて繊細で、なんて心に響く詩を書き、突き刺さるような歌い方をする方なんだろう。自分が抱いていたイメージが180度変わったこともあり、強く激しく心を揺さぶられました。そして、音楽というのは耳ではなく、魂で聴くものなんだ、と(当時はそんなボキャブラリーはなかったと思われるが、そんな感覚)実感。まさに「人生変わった瞬間」だったのです。
その後はもう、1日のうち30時間くらいは清志郎さんのことを想う日々となりました笑
すばるさんが清志郎さんを好きであることは、わかっていましたが、数ある曲の中でも、「ラプソディ」を選んでくれたのが、とても嬉しかったです!
余談
その後の忘れられない思い出もあります。ある時、RCが人気音楽番組に出演し、私はワクワクして観ていました。清志郎さんは、スタジオをところ狭しと駆け回り、カメラに指をくっつけたり、自由気ままに動きながら、歌っています。観ていた私はちょっとハラハラしながらも、楽しいなー、カッコいいな!とTVの前で拍手したくなりました。
ところが。CMが終わり、再びスタジオが映ると、司会者が謝りだしました。お見苦しいもの?不適切なものをお見せした、的な謝り方だったと記憶しています。とてもびっくりしました。まー、お行儀よく、静かに微動だにせず歌っていたわけではないので、不愉快に思った人から、苦情でも来たのかも知れませんが。
その時、私と、テレビという電化製品の前に、深い線のようなものが引かれた感覚に陥りました。それまで、TVが放送することは100%正しく、あの箱は100%私の友だちで味方だと信じていました。でも、そうじゃなかった。
私があんなに楽しんで興奮したパフォーマンスが、一方的に不快なものとして片づけられてしまうなんて、そんなことってある?TVがものすごく遠く感じられた、初めての出来事でした。当時の私はまだガキだったけれど、人が、たとえ大勢の人々が何を言おうと、自分が楽しい、素晴らしいと信じたものを追い続けよう、と(これもこんなボキャブラリーで思ったというより感覚的に)強く思いました。
ラプソディで私の心を掴んだ清志郎さんは、私の生き方、考え方の指針にもなっていたのでした。
https://www.amazon.co.jp/RHAPSODY-RCサクセション/dp/B001J8NRPW